ガットの選び方 その②

ガットの選び方 その②

以前、ガットの選び方についてお伝えさせていただきました。

ガットには大きく、

『ナイロンガット』

『ポリエステルガット』

『ナチュラルガット』

3種類に分けられ、プレースタイルによって使われるガットも変わってきます。

簡単に特徴をお伝えするとすれば、

『ナイロンガット』

スタンダードなガットで、反発や回転のかかり具合が良い。

『ポリエステルガット』

耐久性に優れ、ハードヒッターの方や競技者の方に好まれる。

『ナチュラルガット』

ガットの王様と言われ、少し高価なガット。

こんな感じになるでしょう。

しかし、ガットというのは、それだけではありません。

『ガットの太さってどうすれば良いの?』

『ガットを張る時の強さは?』

まだまだガットおいうのは奥が深いのです。

ガットについてもう少し詳しくなるために、

今回も解説していきたいと思います。

ガットの太さ

ガットによって、太さというものが変わってきます。

細いものであれば1.15ミリメートルほどのものから、

太いものだと1.35ミリメートルほどのものまであります。

『えっ、そんな1ミリ以下の微妙な誤差でそんなに変わるの!?』

そう思われる方も少なくはないのでしょうか。

しかし、実際は、

このほんの小さな違いが、

プレーに大きな影響を与えていきます。

ガットの太さは様々であるとお伝えしましたが、

ベースとされる太さはもちろんあります。

ナイロンガットであれば、

1.30ミリメートル前後。

ポリエステルガットであれば、

1.25ミリメートル前後が、

大体基準であると言われています。

では、ガットの太さが変われば、

プレーにおいてどんな影響を及ぼしていくのでしょうか。

ガットは、細ければ細いほど、

回転がしっかりかかっていきます。

そのため、回転をかけていくプレースタイルの方にはとてもはまりやすいです。

しかし、細いということは、もちろん耐久性が劣ります。

そういった点から、ナイロンのガットであまり細いガットはオススメしません。

耐久性のあるポリエステルのガットでも、

1.20ミリメートルくらいまでの細さにしておかないと、

金銭面で少し苦しくなってしまう可能性があります。

一方、ガットが太ければ太いほど耐久性に優れるため、

ガンガン打っても簡単には切れません。

その点は気にせずにプレーができるので良いと思います。

ただ、やはり細い方が回転はよくかかります。

その点において、自分自身のプレースタイルを考えながら、

どれくらいの太さにすれば良いのかを選んでいきましょう。

ガットを張る時の強さ

もう一つ、ガット自身ではありませんが、

重要なポイントがあります。

それは、ガットを張る時の強さです。



『テンション』と呼ばれたりすることもよくありますが、

このテンションによって、

ボールの飛び方は変わります。

ガットを張る上での単位はポンド、

つまり重さです。

どれくらいの重さでガットを引っ張り、

張っていくかということです。

ラケットによって変わってはきますが、

基準として、

ナイロンガットであれば55ポンド程度、

ポリエステルガットであれば50ポンド前後くらいが

目安であると言われています。

まずはそこから始めるということでも良いでしょう。

ガットのポンド数は、

上げれば上げるほどラケットを振らないと飛ばなくなります。

そのため、競技者の方は高めに設定している方が多いです。

逆に、下げれば下げるほど当てるだけでもボールが飛んでいくため、

スイングスピードがあまり速くない方や、

まだテニスを始めて長くない方は

少し低めに設定しても良いでしょう。

まとめ

ガットというのはどれも同じように見えて、

非常に奥が深いです。

ラケット以上に深いのではないかというくらいです。

いきなりこだわりを持って始めるというのは難しいかもしれませんので、

いくつか試していきながら、

周りの方とも相談していきながら、

自分に合ったものを探してみてくださいね。

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