テニスボールの種類と使用感

今回は、普段から使用するテニスボールについてお話ししたいと思います。

テニスボールは意識して違いを感じるとボールによって様々な特徴があります。前情報として、このボールは飛ぶ、飛ばない等の情報があれば、試合に入りやすいという点で優位に立つことができます。これを機に少し意識してみてはどうでしょうか。

ダンロップフォート

まず、日本国内の一般大会で一番メジャーに使われているボール。それはご存じダンロップフォートです。大体1球300円前後で売られています。試合でよく使用されるため、試合前にはフォートの新缶を開けて練習するのはよくあることで、性質としては、他のボールの新球の状態と比べて、そこまで弾まない、打球感が重厚だということがあげられます。

ですが、欠点として、1日使用すると空気が抜けてしまい、次に使用するときにはパスパスになっていることがあります。ですが、テニスボールの王道なので、おそらく今後も愛され続けるのではないでしょうか。

ダンロップセントジェームス

次によく練習で使う、ダンロップセントジェームス。これは安いところで1球150円程度です。草トーナメントなどでは、たまに使用されることもあるボール。よく飛び、良く弾みます。耐久性もフォートよりは強く何回か練習で使用することも可能です。比較的練習用としてよく使われています。

スクリンソンLP




次にスリクソンLP。これは他のボールとは違い、空気が抜けにくいため、何回でも使用できるというなかなか優れものです。1球120円程度で繰り返し使えるというコストパフォーマンスはかなりのものです。しかし、やはり試合で使用するボールとは違い、弾みすぎる、打感が重すぎるわりに球離れが速いなど、人によって好みは分かれるところです。ですが、球出し用のボールとしては、貴重な存在だと言えると思います。

ブリジストンXT8

そして、ダンロップフォートと同じくらい有名で、このボールを使用した大会は、毎年どこかで必ず行われているのが、ブリジストンXT8です。打感や飛びがフォートとよく似ていて、お値段も同じくらいです。少し軽くて、フォートに比べるとちょっと飛ぶかなと思いますが、個人的にはそこまで差は感じれませんでした。

スクリンソン赤缶

そして、近頃ツアーでよく使われている、スリクソンの赤缶、それがダンロップの青缶に代わってきているのでしょうか。中身はスリクソンはほんとによく飛び、フォートとは全く違うと、一時期愛好家から恐れられる存在でした。それが、スリクソンがテニス事業から撤退し始めたのか、ダンロップ名義で青缶がツアーでよく使用されるようになりました。

青缶のボールはフォートとスリクソンの間くらいで、打感もしっかりしており、なかなか使いやすいと感じております。

ヨネックスマッスルパワー

最後にヨネックスのマッスルパワー。近頃、ヨネックスのボールは大会でよく使われるようになりました。しかし、よく弾むため、前もって使用しておかないと、なかなかフィーリングがつかみにくいボールでもあります。

他にはヘッドやペンなど、海外メーカーのボールもたくさんありますが、比較的よく飛ぶボールが多いという印象です。テニスをし始めたころは、フォートでもよく飛ぶボールだという印象がありました。ところが実際は、フォートはそこまで飛ぶボールではなくしっかりガットに食いついてくれるボールだと知りました。

もちろん弾むボールでテニスをすると難易度は上がります。

まとめ

普段使いの籠ボールなどは、テニススクールで使用したボールの再利用であったり、練習で使用したセントジェームスの再利用であったりすることが多いと思います。
本当にテニスはボールで変わります。もちろん、ラリーを楽しむのなら何も問題はないと思いますが、もし試合に出ようと思われる方がいらっしゃったら、試合で使われるボールが何かをチェックし、試合前に一度練習で使ってみることをお勧めします。

そういった細かな違いで、違った結果に結びつくこともあると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)