男子テニスの国別対抗戦、デビスカップが、テニスをしない方にもわかりやすく、試合形式が2019年から変わります。どう変わったのか、現在試合はどこで行われているのか、お話ししていきたいと思います。
1、デビスカップとは?
デビスカップとは、もう100年以上歴史のある、男子テニスの世界1の国を決める大会です。
去年までは1年間を通して、ATPツアーの合間を縫って、試合が行われていました。
しかし、選手の間では、ただでさえ過酷なATPツアーにさらにデビスカップが加わり、過密日程、また賞金、世界ランキングポイントが付かないなど、問題も多く、解決策が議論されていたところでもあります。
2、スポンサーは?2019年からどう変わった?
20世紀後半はNECが21世紀に入ってからは、BNPパリバがスポンサーをしていました。
しかし、2018年に、スペインのバルセロナFCのジェラールピケ選手がCEOを務める投資会社が、今後25年間のデビスカップの権利を取得し、スポンサーに楽天が付き、賞金も年間22億円が用意されるようになり、注目を集める工夫がされています。
また、1年間を通して開催されていた試合は、2月に予選、11月にラウンドロビンと本選を行うシンプルなものに変わりました。
また、世界ランキングポイントも付与されるようになっています。
3、現在どこで行われているのか?出場国は?
2019年はスペインのマドリードで11月17日から24日まで試合が行われています。wowow、DAZNなどで視聴することが可能です。また出場国、選手は、
グループA
フランス:モンフィス、ペール、ツォンガ、エルベール、マウ
セルビア:ジョコビッチ、ラヨビッチ、トロイツキ、クライノビッチ
日本:西岡、内山、ダニエル、マクラクラン、杉田
グループB
クロアチア:コリッチ、パビッチ、メクティッチ、ドディグ
スペイン:ナダル、バウティスタアグート、カレノブスタ、ロペス、グラノイェルス
ロシア:カチャノフ、ルブレフ、ドンスコイ
グループC
アルゼンチン:シュワルツマン、ペラ、メイヤー、ゼバロス
ドイツ:シュトルフ、コールシュライバー、コプファー、、クラビッツ、ミエス
チリ:ガリン、ジャリー、タブリオ、マリオスペラ、カステイロ
グループD
ベルギー:ゴフィン、コペジャンズ、ダルシス、フリーゲン、ジレ
オーストラリア:デミノー、キリオス、ミルマン、トンプソン、ペアース
コロンビア:ガラン、ヒラルド、ゴンザレス、カバル、ファラー
グループE
イギリス:エバンス、アンディマレー、ジェイミーマレー、スクプスキ
カザフスタン:ブブリク、ククシュキン、ポプコ、ネドフェソフ、ゴルベフ
オランダ:ハーセ、グリークスプール、デツァンシュルプ、クールホフ、ロジェール
グループF
アメリカ:フリッツ、、オペルカ、クエリー、ティアフォー、ソック
イタリア:ベレッティーニ、フォニーニ、ソネゴ、セッピ、ボレリ
カナダ:ラオニッチ、オジェアリアシム、シャポバロフ、ポスピシル
になっています。
そして、日本代表は西岡良仁選手、内山靖崇選手、杉田祐一選手、ダニエル太郎選手、マクラクラン勉選手です。
他の国のメンバーとして、どんな選手が出ているかというと、セルビアにジョコビッチ、スペインにナダル、フランスは層が厚く、英国のアンディマレーも復帰しています。
イタリア、カナダ、ロシアは強いシングルスプレイヤーが2人ずついます。
またダブルス専門プレイヤーも多く参戦しています。
まとめ
デビスカップの問題はもうずいぶん前から話題には上っていました。しかし、誰も解決策を提案できずにいました。
今回の改革は、あまりにも強引だという方がたくさんいらっしゃいます。
しかし、納得している選手の方もたくさんいます。
それは、やはり1月から11月まで休みなく世界中を回らなければならない現在のATPツアーのシステムが、あまりに過酷だという事だと言えると思います。
ファンとしては、もう少し選手の負担を軽くして、現行のシステムでいい試合を行ってもらい、テニスファンを増やしていってほしいなと思います。
なにはともあれ、国を代表する選手たちの、真剣勝負が今現在スペインで行われています。日本代表もグループは厳しいですが、層は厚いと思います。今スペインのマドリードに注目です。
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