出産後の最大の育児の壁とも言えるのではないでしょうか?
母乳で育てたいのに、母乳が出ない。
出産前に描いていた、赤ちゃんにおっぱいをあげるママのイメージ。
いきなり、理想と現実で辛い思いをしていませんか?
母乳が出ないママは失格?
赤ちゃんを母乳で育てたいのに、うまくおっぱいを吸ってくれない。
赤ちゃんは母乳を飲むものだと思っていたら、母乳の出る量が少ないみたい。
つらいですよね。
わかります。
母乳はとても、すばらしいものです。
ママから赤ちゃんにあげる最初のプレゼントだとも言われていますよね?
そんなことは、あなたは百も承知です。
でも、どうしても最初はうまくいかなくて、おっぱいの分泌量も少なくなかなか出ないこともあります。
授乳は母親にしか出来ないことなので、出来ないと焦ってしまいますよね。
でも、大丈夫。
母乳が出ないからといって、ママ失格なんかじゃないです。
赤ちゃんに栄養のあるおっぱいを飲ませてあげたい。
そんな風に赤ちゃんのことを想えるあなたは、とってもステキで優しいママです。
母乳とミルクどっちがいいの?
母乳は赤ちゃんにとって、とても優れた栄養源ですよね。
母乳のメリット
- ママがいれば、いつでもどこでもおっぱいをあげられる。
- 外出時に哺乳瓶など荷物がいらない。
- 温度調節がいらない。
- 夜中の授乳がラク。(おっぱい出してくわえさせたらいいので、すごくラクです)
- 経済的。
- 産後、体型が戻りやすい。
母乳のデメリット
- 赤ちゃんを預けることが難しい。
- 自分の食べ物に気を使う。
- 外出時など授乳場所の確保が必要。
- 夜中の授乳が何度かある。
ミルクは、どうですか?
最近のミルクは、すごく研究されていて母乳にも負けないくらいになってきています。
赤ちゃんに安心して飲ませられます。
ミルクのメリット
- ママであるあなたが病気などの時、薬を飲むことができる。
- パパにもミルクを飲ませてもらえる。
- おばあちゃんに預けることができる。
- しっかりした栄養が取れる。
- 腹持ちがいいので、よく寝てくれる。
ミルクのデメリット
- 外出時に哺乳瓶、ミルク、水筒など荷物が増える。
- ミルクを作るのが手間。
- ミルク代がかかる、経済的ではない。
- 哺乳瓶を洗うのが手間。
母乳もミルクも、メリット・デメリットがあります。
母乳が出れば母乳でいいし
母乳の出が悪ければ、母乳とミルクの混合授乳
もしくは、完全にミルクでの哺乳でいいと思います。
母乳が出ないからといって、悲観することはないです。
ミルクだと愛情不足になるのでは?
ミルクは栄養的には何の問題もないとしても、母乳の方が愛情たっぷりで赤ちゃんにはいいのでは?
そんなふうに考えてはいませんか?
たとえば、
- 母乳をあげながら片方の手でスマホをいじっているママ
- ミルクだけど、赤ちゃんの様子を見て優しく話しかけているママ
どちらの方が愛情を感じますか?
これは、極端な例だと思いますか?
スマホが普及したことで、母乳をあげながらスマホをいじっているママも実際にいるそうです。
でも、あなたは違いますよね。
母乳だから愛情たっぷりとか、ミルクだから愛情不足とか、そんなことはありません。
ミルクでも、しっかりと愛情を注ぐことはできます。
- 今日は、◯分でミルク飲んだな
- 少し足らないかな?もうちょっと欲しそうだな
と、赤ちゃんの様子を見ながら
- ミルクおいしいね
- 今日も上手に飲めたね
と、話しかけながら
ミルクを飲ませてあげたら、赤ちゃんもうれしいと思いませんか?
そんなちょっとしたことで、愛情表現することはできますよ。
母乳育児を成功させるには、病院選びが重要?
母乳育児に力を入れている産院があります。
赤ちゃんの成長に重きを置いた病院の場合は、母乳が足らなければミルクを足すという考えがあると思います。
母乳育児を奨めている病院は、母乳外来やおっぱいマッサージなどに力を入れているように思います。
赤ちゃんは母乳で育てたい、
との強い希望があるならば母乳育児に力を入れている病院を探して、母乳育児に力を入れている病院を選ぶのがいいのではないでしょうか。
近くにそういった病院がない場合も、かかりつけの産婦人科で母乳育児が希望であることを伝えておくといいと思います。
実際の私の体験談
1人目は、産後入院中から5ヶ月まで混合でした。
離乳食の練習をはじめるとともに、完全ミルクになりました。
私は母乳で育てたかったので、母乳が出ないつらさとミルクで愛情不足だとの思いがあり、罪悪感でいっぱいでした。
2人目は、母乳育児に力を入れている病院にかかって、2歳まで完全母乳で育てることが出来ました^ ^
でも最初は、お乳の出が悪く体重が減る一方で増えなかったので、あの時ミルクを足してやればよかったと後悔しています。
どちらにしても、罪悪感や後悔があります。
ただ、やっぱり、母乳で育てた2人目は夜中に添い寝でおっぱいをあげたりしていたので、親子の密着度で行くと母乳の方が満足感がありました。
でも、ミルクでもいくらでも親子の密着度は上げることが出来ます。
3人目は、2人目と同じ病院を選んだにもかかわらず、母乳の出が悪く混合となりました。
3人目も母乳で育てたかったけど、自分のこだわりは捨て、母乳も出来る限り飲ませミルクも利用する
母乳にもミルクにも、良いところはいっぱいあると思い
寝る時は、添い寝で密着度UP
ミルクを飲ませる時は、顔を見ながら話しかける
混合授乳=ハイブリッド育児
と考え、育児を楽しみました。
赤ちゃんに愛情を持って接すれば、母乳であれミルクであれ、愛情不足になることはないと思います。
最後に
母乳育児に力を入れている先生に、言われた言葉をプレゼントしたいと思います。
「人間も哺乳類だから、おっぱい出るよ。大丈夫。」
あんまり深く考えないで、リラックスしていきましょう^^
今回の内容が、悩めるママのお役に立てたら、うれしいです。