青菜とは、緑色の葉菜の総称。
代表的なものは、ホウレンソウやコマツナ、チンゲンサイなどです。
中華料理でよく目にする「青菜炒め」は、その時の旬の葉野菜を使っています。
春は菜の花、夏は空心菜、冬はコマツナなど様々です。
野菜を変えるだけで、色々な味を楽しめるのがお得ですね。
青菜は緑黄色野菜に分類されるものも多く、栄養的にも優れています。
カロテンやビタミンA、ビタミンB群、ビタミンCが豊富なホウレンソウは、
鉄分や葉酸なども多く含まれているので貧血予防にもよいとされています。
コマツナもホウレンソウには少し及ばずながら、ビタミン、ミネラルが非常に多い栄養価の高い野菜。
チンゲン菜はβカロテンが豊富なのが有名で、カリウム・カルシウムも多く含まれています。
今回は、そんな青菜の洗い方やおすすめの冷凍保存の方法をご紹介します。
洗う
ホウレンソウやコマツナなど、煮びたしにする際に丸ごと茹でるときに気を付けたいのが「下洗い」です。
根元が密着している野菜は、根元の隙間に土が入り込んでいることがあります。
茎の間を広げるようにして根元に水を当てながら丁寧に洗い流します。
洗い終えたらそのままお湯の入った鍋に投入。
ちなみに、ホウレンソウはアクをとるために茹でた後、水で7分ほど浸すのがよいです。
一方で、炒め物にする時は根元を切り落として、一枚ずつ洗いましょう。
チンゲン菜などの茎が太いものは、葉と茎を別々にして炒めるとよりおいしくなります。
また、事前に根元部分だけ電子レンジでチンして加熱しておくのも手です。
根元の部分を容器に入れて、水をふって電子レンジで1~2分加熱してください。
葉の部分は、サッと炒めるようにしましょう。
炒める際、塩を入れるタイミングも重要。「青菜に塩」という言葉と思い浮かべてみてください。
意味は「元気だったものが何かをきっかけにすっかりしょげること」ですが
青菜に塩をふりかけるとしおれてしまうことから来ています。
最初から塩を振ってしまうと、水分が出てべちゃっとした炒め物ができてしまいます。
青菜の炒め物は、最後の仕上げに塩を振りかけて味を調えてくださいね。
冷凍
葉がみずみずしい緑の野菜も、冷蔵庫保存だと時期が経つにつれて鮮度が落ち
栄養も減ってしまいます。青菜は買ったらすぐに冷凍するのがおすすめです。
冷凍によって繊維が壊れるので、火が通りやすく流水で解凍するだけでも
茹でたようなしんなり感が味わえます。生よりもカサが減るので、その分たくさん食べられますね。
青菜の冷凍保存についてですが、コマツナを例にご紹介します!
アク抜きの必要がないコマツナは生のまま冷凍保存が可能です。
洗ったコマツナはキッチンペーパーで水気をふき取ります。
根元を切り落として、4~5㎝の長さに切り、
一度に使う量をラップで包んで、余分な空気を抜き冷凍保存袋に入れて冷凍庫へいれます。
使うときは必要な分取り出して、凍ったまま調理を可能です。時短にひと活躍!
熱湯をかければ、そのままお浸しにもできます。
コマツナのほかは、水菜なども生で冷凍可能です。
ホウレンソウはアクが強いので生はおすすめしません。一度茹でてから冷凍しましょう。
コマツナなど加熱調理して冷凍する場合は、水分が多いので
すぐに冷凍用保存袋へ入れるのではなくバットなどに広げてから冷凍室へ。
表面がある程度凍ってから保存袋へ移すと使いやすいです。
◯スーパーの漬物売り場で、色合いよく並んでいる青菜漬け。
食卓を彩る一品ですね。
発酵食品ですので、腸の働きを活性化させてくれる働きもあります。
しかしながら、買ったはいいけど、飽きてきちゃって残してしまい、ダメにしてしまったという悲しい経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そんな青菜漬けは冷凍保存が可能なんです。
①青菜漬けの水分を軽く切ります。
※漬け汁も大切な調味料ですので、固く絞らなくても大丈夫。
②食べやすい長さに切ります。
③あまり空気を入れないようにラップに包みます。
④冷凍庫保存袋や容器に入れて冷凍庫へ入れます。
保存期間は1〜2ヶ月です。
一回に食べる量ごとにラップに包んで保存することで使いやすく食べられます。
◯冷凍保存した青菜を食べる時にはどうすれば良いのでしょうか?
・漬物として、食べる場合は、冷蔵庫でひと晩自然解凍することをおすすめします。
シャキシャキとした歯ごたえが残るので、冷凍前と同様の食感を楽しめます。
また解凍後は5日以内に食べ切るようにしましょう。
・チャーハンやスープなど料理に使う場合は、自然解凍せずそのまま入れてもOK。
料理に使う場合は、青菜漬けに含まれる塩分を加減して調味することをおすすめします。
(調理に使う青菜漬けは、冷凍前に細かく刻んでおくのも時短になるので、オススメです。)
また解凍した青菜漬けは、少し塩分が強く感じられます。
食べる前に軽く水洗いをしてから食べると塩分控えめになります。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
今回は青菜の洗い方や冷凍保存の方法についてご紹介しました。
おさらいですが、青菜とは濃い緑色の葉野菜のこと。
栄養価の高い野菜たちですので、ぜひ常備しておきたいですね。
忙しい日々、ちょっとした一品に早変わりする青菜レシピはぜひ習得しておきましょう。
最近ははまっているのが、青菜と乾物の手作りふりかけ。
一度作っておけば、日持ちがするので常備菜にもなります。
自分で作るので、もちろん無添加。おすすめの組み合わせは、コマツナとちりめんじゃこ。
ごま油で炒めるのがポイントです。カルシウムも取れて一石二鳥!ぜひ試してみてください。