小松菜の冷凍保存方法と色鮮やかになるゆでかた
ビタミンやミネラル、抗酸化力のあるβ-カロテンを含み
鉄の含有力がほうれん草よりも多く含まれる小松菜。
江戸時代に小松川地区で生まれた小松菜は冬の12月~3月頃までが旬ですが、ハウス栽培によって
1年を問わず購入することができるようになりました。
アクが少なく下ゆで不要なので手軽に調理できますが、乾燥に弱い特徴があります。
すぐに使うときは冷蔵保存、2~3日で使いきれないときは冷凍保存を利用しましょう。
小松菜の保存方法と洗い方と色鮮やかになるゆでかたを紹介します。
小松菜の冷凍保存方法
アクのすくない小松菜は生のままでも冷凍が可能。
ゆでてから小分けにして冷凍する方法もあり、保存期間はどちらも約3週間です。
生のまま冷凍する場合は、しっかりと洗い水気をきったあと、食べやすい大きさに切りましょう。
冷凍用保存袋に入れて、空気が入らないようにして冷凍。
手軽にできる方法ですが、凍ると葉の部分がもろくなり砕けやすくなるので注意してくださいね。
解凍するときは、そのまま炒めものや汁物には使用できますが、おひたしなどの料理にはむきません。
ゆでてから冷凍する場合は、かためにゆでるのがポイントです。
小松菜を洗い、たっぷりの湯を沸騰しましょう。
根本のほうから入れ、全体を湯の中にいれ途中で上下を返しながらゆでます。
少しかためのところでザルにあけ、ゆであがった小松菜をすぐに水にいれ、
数回水をかえながらすばやく冷まてください。
すばやく冷ますことで、余熱で色が悪くなるのを防ぎます。
根元部分をもち、葉先のほうへギュッと手で握りながら水気をしぼります。
食べやすい大きさに切り、ラップに空気を入れないように包み
冷凍保存袋にいれて保存。
解凍するときは、炒めものや汁物などには凍ったまま加えてOK。
おひたしにするときは、レンジを利用してみましょう。
100gにつき弱で2分加熱、ラップはふんわりとかけてください。
小松菜の洗いかたと色鮮やかになるゆでかた
小松の根元はよく洗い、土などの汚れをおとしましょう。
根元を切りおとすと、きれいに洗えます。傷んだ葉はとりのぞいてくださいね。
水を流しながら、根本の汚れを洗います。
葉や茎の間を広げるようにして洗いましょう。
全体を洗い、ザルにあげて水気をきってください。
小松菜をきれいな緑色にゆでるには、たっぷりの湯に短時間でゆでることがポイントです。
一度に大量の小松菜を入れてしまうと、湯の温度がさがり時間がかかってしまうことに。
均一にゆであがらずムラができます。
面倒でも、量が多いときは2~3度に分け、固い軸の方から入れてゆでましょう。
また、色をよくするには塩を入れればよいといわれていますが、
青菜類をゆでるときに塩を入れる必要はありません。
塩をいれて色よくゆであがるには、湯の量にたいし2パーセント以上の大量の塩が必要になり、
青菜類にも塩味がついてしまいます。
塩をいれなくても、たっぷりの湯に短時間でゆで、
水を入れ替えながら急速に冷ましたほうが色鮮やかになります。
まとめ
いかかでしたでしょうか。
今回は、小松菜の冷凍保存方法とゆでかたを紹介しました。
小松菜は乾燥しやすいので、葉がしなびてくる前にぜひ冷凍で保存してください。
冷蔵庫での保存は、濡らしたキッチンペーパーで包み袋に入れて立てて保存。
2~3日で使いきれるときは、ゆでたあと小分けにし、保存袋に入れて冷蔵庫に保管しても。
小松菜を選ぶときは、みずみずしくハリのあるものを選びましょう。
葉が濃い緑色で、肉厚で大きさがそろっているものがおすすめです。
葉がしおれたものは鮮度が落ちているので避けたほうがよいでしょう。
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