◯なめこはお味噌汁の定番具材のひとつですが、賞味期限が2〜3日と短いのが難点。
気づけば傷んでしまって使えなかったと悲しい経験をした方も多いのではないでしょうか?
なめこには食物繊維や塩分を排出するカリウムなどの身体に欠かせない大切な栄養素が含まれています。
また、鉄分と葉酸も含まれていて、鉄分を摂取することで、ヘモグロビンの濃度の低下を防ぐことができます。
葉酸は赤血球の生産を助けるはたらきがあるため、貧血予防に有効だとされています。
ぬめりが特徴のなめこですが、冷凍保存することでその食感を保ちつつ、長期保存することができるんです。
冷凍
◯冷凍保存の目安は1ヶ月程度で、冷凍してもなめこならではのヌルヌル食感は失われません。
買ってすぐに使わない分は冷凍保存することをオススメ致します。
・なめこは売られているのが真空パックであれば、買ってきた状態のまま冷凍庫で保存できます。
・株つきで買った場合は下処理が必要になるので、購入したタイプに合わせて保存しましょう。
【真空パックの場合】
真空パックの場合は特別な準備はいりません。
そのまま冷凍庫に入れて保存し、使う際に取り出してください。
1パック分を一度に使いきれない場合は、パックを半分に折って冷凍すれば、使用するときに半量ずつ取り出せるので便利です。
【株つきの場合】
なめこを株つきの状態で買った場合は、石突きを切り落とす作業が必要になります。
1. 洗わず石づきだけをカットする
なめこは洗わず、そのまま包丁で石づき部分を切り落とします。
かさの部分に汚れがついている場合は、水を使わず、キッチンペーパーなどで軽く拭き取りましょう。
石づきを取り除いたら、手でほぐしてバラバラにします。
2. 保存袋に入れて空気をぬく
保存袋に入れて平らになるよう広げたら、空気を抜いて密閉します。
この状態で冷凍庫に入れましょう。
洗う
解凍時はさっと水洗いしてから、使います。
◯冷凍したなめこは、さっと水洗いをしたら、そのまま調理に使って大丈夫です。
きのこ類は水洗いしないのが基本ですが、なめこには独特のぬめりがあるため、汚れを落とすためには軽く水洗いが必要になります。
収穫してから時間が経ってゆるくなったりちょっと酸っぱい匂いのなめこは、ほとんどの場合乳酸菌が繁殖している場合があります。
そのまま料理に使うと酸っぱく感じることがあるので、必ず水洗いをしましょう。
ザルを使って、流水にさらしながら軽く洗って下さい。
なめこのうまみや香りは、ぬめりの中に多く含まれていると言われています。
また、コンドロイチンなどの水溶性食物繊維も含まれるため、洗いすぎるとうまみや栄養も一緒に失われてしまいます。
洗う際は汚れをさっと落とす程度にとどめましょう。
洗いすぎると風味や栄養が失われてしまうので注意して下さい。
また、なめこは生食できませんので、必ず加熱調理しましょう。
◯ しめじやしいたけに比べて、きのこ類の中では、我が家の食卓にのぼる機会が少ないなめこ。
なめこは健康にいい素材。
コロナ禍の現在、最適な食材といえそうです。
また化粧品にも使用される高い保湿力をもつトレハロースも含まれていて、肌の乾燥を防ぐ効果や、腸内の善玉菌を増やす効果も期待されています。
なめこを食べるときには、必ず加熱してから食べないといけません。
しかし、火を通し過ぎると、ネバネバしたぬめりに含まれる食物繊維など栄養素が壊れてしまいます。
短時間で加熱調理は終わらせるようにしましょう。
身体のすみずみまできれいにしてくれる嬉しい栄養素を含むなめこをたくさん食べたいですね。
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