栄養素が高く、独特の香りを楽しめるニラ。
ビタミンC、ビタミンE、食物繊維だけではなく、「アサシン」も含まれています。
「アサシン」には、滋養強壮の効果があり、疲労回復も期待できるといわれています。
ニラの旬は春(3月~5月)ですが、現在はハウス栽培がおこなわれ、季節を問わず食べられるように
なりました。
皮膚の老化を防ぐ効果がある「B-カロテン」も含まれるニラ。
正しい洗い方と保存方法をマスターし、みずみずしい香りを楽しみながら、美味しく食べましょう。
ニラは食べやすく切って冷凍できる
炒めものやスープなど、中華料理と相性が良いニラ。
香りが特徴的ですが、乾燥には弱い野菜です。
大量に購入した、使いきれないと思ったときは、冷凍保存するといつでも使えて便利ですね。
ニラの冷凍保存は大きく分けて2通りあります。
1つめは、食べやすい長さに切って冷凍用保存袋にいれる方法。
ニラは水にふれるといたみやすいので葉の部分はサッと洗ってくださいね。
泥などがついた根本の部分は、よく洗いましょう。
水分を切り、根本のかたい部分を切り落とします。
ニラを使いやすい長さ(3~4cm)に切りそのまま冷凍用保存袋にいれます。
冷凍庫に入れ保存(急速冷凍がおすすめ)、約1ヶ月の保存が可能。
使用するときは、解凍せずそのまま入れてOK。
スープや炒めものにそのまま入れますが、必ず加熱して使用しましょう。
2つめは、みじん切りにしてから冷凍する方法です。
ギョウザのタネなどに使用するときに便利。
最初にニラを洗い、みじん切りにします。
次に小分けにしてラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍室へ。
使用するときは、解凍せずそのまま入れてOK。
凍ったままギョウザのタネに入れたり、味噌汁やスープなどに入れたりできます。
ニラを傷ませない正しい洗い方
ニラは水にふれるといたみやすい野菜なので、使用する直前に洗いましょう。
また、切ると栄養素が流出してしまうので、1束ずつ取り出すのがおすすめです。
根本側から袋を開け、結束テープを外したら必要な分だけニラを引き出します。
取り出したら、流水でニラを洗いましょう。
葉の部分はいたみやすいので、サッと洗い。
根本は泥などがついていますので、しっかりと汚れをおとし洗いましょう。
軽くこすってきれいにしていきます。
水分を切り、キッチンペーパーで水分をふき取ります。
かたい根本を切り落としてから調理しますが、このときに必要以上に切り落としてはいないでしょうか?
根本に近い部分にはうま味がぎゅっと凝縮されていて、新鮮なニラは生のまま食べてもおいしい、といわれています。切りすぎないようにしてくださいね。
また、冷蔵庫で保存するときは野菜室などに立てて保存しましょう。
袋からだし、束ねているテープをはずします。
乾燥を防ぐため、キッチンペーパーなどで包んでしおれにくくします。
ふくろにいれ、冷蔵庫に立てていれましょう。
このとき、葉がおれたりすると臭いがでてしまうため注意してください。
まとめ
今回は独特の香りをもつニラの冷凍方法と洗い方を紹介しました。
古事や万葉集にも登場するニラは、古くから栽培され、中国西部が原産だといわれています。
購入するときは、みずみずしく葉があついもの、濃い緑色でツヤがあるものを選んでください。
葉が変色しているもの、乾燥しているもの、あきらかにしなびているものはさけましょう。
香りが特徴的な野菜ですが、「香りがちょっと苦手かも」と思われるかたは、
ゴマ油で炒めるなどをすれば香りがきにならなくなると思います。
新鮮なニラを美味しく保存し、楽しみながら食べましょう!
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