魚切り身洗う方法冷凍方法・冷凍切り身焼き方・保存期間・調理方法

海に囲まれている日本。最近、皆さんおうちで魚を食べていますか?
魚を焼くのが面倒で最近食べてない…なんてこともあるかもしれませんね。

でも、もったいない!魚には皆さんにとっていただきたい栄養がたくさんあります。
数ある食べ物の中でも栄養バランスの取れた食べ物なのです!

魚は、たんぱく質・ビタミンDなどが含まれている他、オメガ3脂肪酸という不飽和脂肪酸が
多く含まれていることが挙げられます。不飽和脂肪酸はコレステロールを下げる働きがあり、
血液循環をよくするため動脈硬化の予防にもつながると考えられています。

今回は、そんな魚(切り身)の洗い方(下ごしらえ)や冷凍保存の方法についてご紹介します。

洗う

さて、みなさん!「買ってきた魚の切り身は洗うべきか否か」考えたことがありますか?
刺身は洗わないけど、おろしていない魚は洗うし…洗った方がよいのでは。と思う方も
いらっしゃるかもしれません。

結論、基本的には洗わずに調理しましょう。洗ってしまうと、旨味がでてしまいます。
また、身が崩れる原因にもなるので買ってきたまま調理するほうがよいといえるでしょう。

衛生面では問題がないのか?についてですが、そもそも魚を水で洗う理由はなぜでしょうか。
それは、魚の体表に「腸炎ビブリオ」という細菌がいる可能性があるからです。

「腸炎ビブリオ」は海水などに生息する細菌です。細かいことは省略しますが、
この細菌は真水(水道水)では繁殖しないため、持ち帰った魚は水道水で洗い流す必要があるんです。ただし注意したいのが、夏場の水道水の温度です。ごくまれに、水温が高いときがあるので気を付けたいですね。せっかく新鮮な魚を買ってきたのに、温度の高い水で洗って鮮度がおちた・・・ということがないようにしましょう。

色々書きましたが、海水には腹痛を引き起こす怖い食中毒菌がひそんでいます。そのため、丸ごとの魚は一度水で洗いましょう。反対に、切り身は体表を取り除いているので洗わずに調理しましょう。

「でも、くさみが気になる」という方は塩をふってしばらくおき、出た水分をふき取ると
多少はくさみが軽減します。一度、試してみてください。

 

 

冷凍

皆さん、スーパーなどで魚の切り身を買った後はどうしていますか?
最近はコロナの影響で、買い物の回数を減らしている方も多いかと思います。
まとめて買う方は特に食材を冷凍保存しておくのがおすすめ。魚などは、予め下味をつけておくと時短にもなります。

切り身魚は鮮度が落ちやすいので、新鮮なうちにキッチンペーパーなどでしっかり水分をとり
冷凍しましょう。基本的には水気をしっかり切ったものを、1切ずつラップに包んで冷凍用保存袋へ入れます。解凍方法は冷蔵室で自然解凍、もしくは電子レンジの解凍機能を使って解凍しましょう。

魚の中でも鮭は味が落ちにくいので、冷凍に向いています。弁当用にあらかじめ食べやすい大きさに切ってから冷凍したり、焼いてほぐしてからフレークにしたものを冷凍保存しておいてもよいでしょう。

凍ったまま焼き魚にしたり煮込み料理にしてもよいですが、下味をつけたりパン粉などの衣をつけて下ごしらえをしてから冷凍しておくと酸化も防げて便利です。

『鮭のチーズマスタード漬け』などもおすすめ。
生鮭に、塩コショウ・粒マスタード、粉チーズ、おろしニンニクを袋に入れて揉みこみます。
保存用袋に入れて、そのまま冷凍庫へ。食べるときに解凍して、フライパンで焼けばできあがり!

冷凍切り身魚がふっくらと焼ける調理方法

冷凍した切り身魚は、時間をかけて解凍すると水っぽくならず食感がよくなります。
冷蔵庫に移し5~6時間かけ解凍にしましょう。
全解凍すると水分(ドロップ)がでるので、半解凍で調理するのがおすすめです。

時間がないときは、袋にいれ約20分流水をかけ半解凍にしてください。

レンジを使うときはキッチンペーパーの上に魚をおき、ラップなしで弱設定、1~2分加熱。
半解凍になるよう、様子をみて解凍しましょう。

調理する前に、表面についた水分をふきとってから焼いてくださいね。

両面に焼き色がつくまで焼き、料理酒少々をふりかけます。
フタをして蒸し焼きにすると、ふっくらと焼くことができます。

冷凍切り身魚の保存期間

切り身魚をそのままラップで包み、冷凍保存袋にいれ冷凍した場合、保存期間は約2週間です。

鮭やサバなど、塩をふってから保存すれば、約2~3週間保存可能になります。
この場合、水気をよくふきとり1切れずつラップに包んでから、保存してくださいね。

切り身魚は、塩麴や調味料などで下味をつけてから保存することもできます。
保存期間は約3週間です。
漬けこむことにより、酸化などの冷凍焼けを防ぐことができます。

鮭などは、あらかじめ焼いてほぐしてから、冷凍することもできます。
約3週間保存可能です。
冷めてから使用する分ずつラップで包み、冷凍保存袋にいれて保存します。

冷凍時には急速冷凍がおすすめです。

 

 

 

 

切り身魚の調理方法

切り身魚は調味料などで下味をつけてから冷凍すると、すぐに調理ができ便利です。
切り身魚のみそ漬けのレシピを紹介します。

切り身魚1切れに塩をふり、20分おき水気をキッチンペーパーでよくふきとります。
A(白ミソ30g、みりん、酒各小さじ1)をよくまぜます。
ラップにAの半量を塗り、魚をおきます。
残りのAを表面と側面に塗り、ラップで包み冷凍保存袋に入れ急速冷凍。

解凍するときに、魚についたみそをとりましょう。
魚がひっつかないよう、フライパンの上にオーブンシートをしき、魚の皮面を下にして焼きます。
焦げないように弱火でフタをして4~5分焼き、
裏返しフタをし、弱火で4~5分蒸し焼きにすれば完成です。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか?
今回は魚(切り身)の洗い方や下ごしらえの方法、冷凍保存の方法についてご紹介しました。

ここで質問ですが、皆さん「魚の血合い」は食べる派ですか?
血合いには、鉄、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB6などの栄養素が含まれています。
生臭くて苦手という方は、酒を加えた熱湯でサッと茹でるだけて食べやすくなりますので
試してみてください。

最後に、魚=カルシウムと思っている方もいらっしゃいますが…実際は、身の部分には
ほとんど含まれておりません。骨の部分に含まれています。
カルシウムを取りたいときは、小魚を食べたり、骨まで食べられる魚の缶詰を食べたりしましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)