鮭の選びかたと美味しさをたもつ冷凍保存方法
普段の食事にもお弁当のおかずにも、手軽に調理できる魚といえば、鮭!
抗酸化作用が強く、ビタミンBやカルシウムの吸収を助けるビタミンDが多く含まれています。
白身魚に分類される鮭はコラーゲンが多く含まれ
低脂肪、高タンパク質なのも魅力的ですね。
鮭は冷凍保存できる食材なので、多く購入したときはひと手間を加えて保存しましょう。
そのまま保存せず下処理をして保存していきます。
今回の記事では、美味しさをたもつ冷凍保存方法や、鮭の選びかたについて
紹介していきたいと思います。
鮭の冷凍保存方法
鮭は時間がたつと鮮度が落ちていくため、冷凍するときはできるだけ早く保存しましょう。
冷凍方法は、下味をつけずにそのまま冷凍する方法と、たれなどで下味をつけてから
冷凍する方法があります。
そのまま冷凍するときも、臭みやうまみが抜けるのを防ぐため、下処理をしてから保存しましょう。
パットに生鮭をのせ、酒(約小さじ1)と塩少々をふり、10分ほどおきます。
鮭から水分がでてくるので、キッチンペーパーでふきとりましょう。
水分が残っていると生臭くなり、霜がつきやすくなるので、よくふきとってください。
一切れずつラップで包み、冷凍保存袋に入れて急速冷凍。2~3週間保存可能です。
解凍するときは、半日前から冷蔵庫に移す冷蔵庫解凍がおすすめです。
表面からドロップ(うまみのもと)がでてくるので、ふきとってから調理しましょう。
急ぐときにはレンジで解凍できますが、急激に解凍するとドロップが多くでてきます。
半解凍にして、そのまま調理してください。
ラップなしでレンジ弱、加熱時間は約1~2分です。
塩鮭を冷凍保存するときは、下処理は必要ありません。
表面の水分をよくふきとり、一切れずつ空気が入らないようにラップに包みます。
冷凍保存袋に入れて急速冷凍。2~3週間保存可能です。
解凍するときは、そのまま加熱調理してください。
鮭の選びかたと塩抜きの方法
塩鮭を購入したあと、思ったより塩辛かった、塩分をもう少し控えたいと思ったことはありませんか?
そんなときは塩抜きをしてみましょう。
水や塩水に漬けると塩分がぬけすぎ、パサパサになります。
酒とみりんを混ぜて塩抜きをしていきます。
鮭一切れにつき水200㎖、酒大さじ1、みりん大さじ1/2をパットにいれて混ぜ、鮭を漬けます。
ラップをかけ、冷蔵庫で2~3時間保存。
取り出すときは、キッチンペーパーで水分をふきとってから調理しましょう。
スーパーなどで販売されている切り身魚は、洗わなくてもOKです。
洗うことでうま味がおちていくので、
汚れがついているときはキッチンペーパーなどでふきとりましょう。
鮭を選ぶときは、皮に光沢があり身にハリやツヤがあるものを選びましょう。
紅鮭は身の色があかく脂が少なめ、銀鮭は身の色がオレンジで脂が比較的多めです。
また、「解凍」と書かれた商品は一度冷凍したものを解凍した商品ですので、
購入後に再冷凍すると味がおちてしまいます。
冷蔵庫で保管しできるだけ早く食べましょう。
まとめ
今回は鮭の冷凍保存と塩鮭の塩抜きの方法、おいしい鮭の見分けかたなどをお伝えしましたが
いかがでしたでしょうか。
鮭は常温で保存すると鮮度が落ちるので、購入後はすぐに冷蔵庫にいれましょう。
ドロップが出ていないか確認し、水分をふきとってください。
一切れずつラップに包み保存袋へ、冷蔵庫で保管しましょう。
2~3日以内に使いきれないときは、今回紹介した方法で冷凍保存をしてみてくださいね。
解凍は、できるかぎり冷蔵庫解凍を利用しましょう。
レンジを利用するときは、全解凍をせず半解凍にしてから調理してください。